はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております。
今回はチャートの読む方について解説致します。
実戦に入る前にしっかりこれだけは抑えてほしいポイントをお話しさせていただきます。
基本的なことになるのでしっかり暗記して、相場に活かして下さいね。
FX(外国為替)トレードは、通貨市場で行われる取引で、世界中のトレーダーにとって魅力的な方法です。
しかし、FX市場は複雑で変動的であり、初心者にとっては学習の過程が必要です。
FXチャートを読むことは、相場の動向を理解し、トレードの意思決定を行う上で非常に重要です。
以下に、初心者向けのFXチャートの基本的な読み方を詳しく説明します。
目次
【ローソク足チャート】
ローソク足チャートは、価格の変動を視覚的かつ直感的に表現するためのグラフの一種です。
各ローソク足は一定の期間(例: 1日、1時間)の価格変動を表し、四本値(始値、終値、高値、安値)を示します。
以下はローソク足チャートの詳細です。
ローソク足の構造
一つのローソク足は以下の部分で構成されています。
・本体(実線):始値と終値を結んだ線で、上昇トレンドでは終値が始値より上に、下降トレンドでは終値が始値より下に表示されます。
・影(ひげ):本体の上下に伸びる線で、その期間の高値と安値を示します。影の上端が最高値、下端が最安値です。
ローソクの色
ローソク足の色は一般的に以下のように解釈されます。
・上昇(ブル):始値より終値が高い場合、通常は白や緑の色で表示されます。
・下降(ベア):始値より終値が低い場合、通常は黒や赤の色で表示されます。
ローソク足パターン
異なるローソク足のパターンは、市場のトレンド転換や反転を示す重要な情報を提供します。
一部の一般的なパターンには次のものがあります。
・ハンマー:下降トレンドの底で現れ、上昇の兆候となる形状。本体が短く、影が下に伸びている。
・インバートハンマー:上昇トレンドの頂点で現れ、下降の可能性を示す形状。本体が短く、影が上に伸びている。
・ドジ:非常に小さな本体で、上下の影が同程度に伸びる。市場の不確実性を示す場合がある。
ローソク足チャートの利点
・視覚的な表現:ローソク足は価格変動をわかりやすく表示し、相場の方向性や強弱を即座に把握できます。
・トレンド転換の警告:特定のパターンが出現することで、トレンドの転換や反転の可能性を示唆できます。
・時間枠の選択:ローソク足は様々な時間枠に適応可能で、日足、4時間足、1時間足など様々な期間のチャートを見ることができます。
ローソク足チャートはトレーダーに広く受け入れられており、市場の動向を分析するための強力なツールとなっています。
【時間軸の選択】
時間軸はチャート上で表示される価格データの期間を示します。
異なる時間軸を選択することで、相場の異なる側面を見ることができます。以下は時間軸の選択に関する詳細です。
ロング・タームとショート・ターム
・ロング・ターム(長期):日足(1日ごとの価格表示)や週足、月足など、価格の長期的な傾向を確認するのに使用されます。長期のトレンドやサポート/レジスタンスが明確に見えるため、中長期の投資家やポジショントレーダーが利用します。
・ショート・ターム(短期):1時間足、15分足、5分足など、短期の価格変動を確認するのに使用されます。デイトレーダーや短期のトレーダーが市場エントリーや取引のタイミングを決定するのに適しています。
チャートパターンの確認
・トレンドラインの有効性:ロング・タームのチャートでは、トレンドラインがより明確になります。価格がトレンドラインに到達すると、重要なサポートやレジスタンスが確認されることがあります。
・パターンの識別:ショート・タームのチャートでは、チャートパターン(ヘッドアンドショルダー、ダブルトップなど)がより頻繁に発生しやすいです。これらのパターンは逆張りやトレンドの転換を示唆することがあります。
マーケットの活気度と取引スタイル
・活気のある時間帯:短期の時間軸では、特に主要なセッションのオープンやクローズ時に価格変動が活発になります。デイトレーダーはこれらの時間帯を重視することがあります。
・取引スタイルに合わせる:トレーダーの取引スタイルによっても時間軸の選択が異なります。スキャルピングを行うトレーダーは数分足や秒足を、スイングトレーダーは4時間足や日足をより重視します。
リスク管理と目標の設定
・リスク管理:短期足では値動きが細かくなるため、リスク管理がより重要になります。トレードの頻度やリスク許容度に合わせて適切な時間軸を選択します。
・目標の設定:取引目標も時間軸によって変化します。短期のトレードでは小さな価格変動を利用しやすく、長期のトレードでは大きなトレンドに乗ることができます。
トレーダーは自身の取引スタイルや目的に応じて、適切な時間軸を選択することが重要です。
異なる時間軸での分析を組み合わせることで、相場全体を包括的に理解し、効果的なトレードの意思決定を行えます。
【基本的なFXチャートパターン】
FXチャートにはさまざまなパターンが存在し、これらを理解することはトレードの成功に役立ちます。以下は基本的なパターンの解説です。
ヘッドアンドショルダー(Head and Shoulders)
・形成:トレンドの転換を示す形状で、上昇トレンドから下降トレンドへの転換を示唆します。
・構成:頭(Head)、左肩(Left Shoulder)、右肩(Right Shoulder)の3つのピークから成り立ちます。
・サイン:右肩の下降後、ネックラインを下回ると売りのサインとなります。
ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップ (Double Top)
・形成:上昇トレンドで2回の同じ高値(ピーク)が形成されるパターン。
・サイン:2度目のピークの価格が下がり始めたところが売りのサインです。
ダブルボトム (Double Bottom)
・形成:下降トレンドで2回の同じ安値(谷底)が形成されるパターン。
・サイン:2度目の谷底の価格が上がり始めたところが買いのサインです。
トリプルトップ・トリプルボトム
トリプルトップ (Triple Top)
・形成:上昇トレンドで3回の同じ高値が形成されるパターン。
・サイン: 3度目のピークの価格が下がり始めたところが売りのサインです。
トリプルボトム (Triple Bottom)
・形成:下降トレンドで3回の同じ安値が形成されるパターン。
・サイン:3度目の谷底の価格が上がり始めたところが買いのサインです。
ウェッジパターン
上昇ウェッジ
・形成:上昇トレンド中に価格が上昇し続けるが、上昇の勢いが弱まっているパターン。
・サイン:ウェッジの下部ラインを下回ると売りのサインです。
下降ウェッジ
・形成:下降トレンド中に価格が下降し続けるが、下降の勢いが弱まっているパターン。
・サイン:ウェッジの上部ラインを上回ると買いのサインです。
これらのパターンは相場の方向転換やトレンドの継続を示唆するものであり、トレーダーが市場の動向を正確に判断するのに役立ちます。ただし、必ずしもすべての状況で効果的とは限りませんので、他の指標や情報と組み合わせて判断することが重要です。
【まとめ】
FX初心者の方はチャートを読むことから始まります。
その第一歩としてローそう足の理解からになります。
ローソク足はかなり奥の深いものになります。
もともと日本人が作ったこと知っていましたか?
ローソク足の理解から始まって、チャートパターンの理解になります。
これをしっかり覚えることで実際の相場に応用することができます。
今回は基本的なチャートパターンだけを載せているので、FX初心者の人はしっかり覚えましょう。
最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
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長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。
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執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸