はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております。
今回は逆張りトレードについての話をさせていただきます。
FX初心者の人の次のステップとして覚えるトレードのなかで逆張りは自分自身のトレードの幅を広げるチャンスでもあります。
最後まで読んで自分自身のものにして下さいね。
FX(外国為替)トレードは、通貨市場で行われる取引で、世界中のトレーダーにとって魅力的な方法です。
しかし、FX市場は複雑で変動的であり、初心者にとっては学習の過程が必要です。
このFXスクールの記事では、FX初心者のために取引通貨の基本を詳しく学びましょう。
目次
【過度な動きの識別】
過度な動きを識別するためには、市場が過熱または過剰売買状態にあるかどうかを判断するためのさまざまな手法と指標を使用できます。
以下は、そのいくつかの方法です。
オシレーターの使用
・RSI (Relative Strength Index)
RSIは、特定の期間内の上昇幅と下降幅を比較し、過度な買われ過ぎや売られ過ぎの状態を示します。
70以上は過買い状態、30以下は過売り状態を示唆します。
・Stochastic Oscillator
ストキャスティクスは、一定期間内の終値がどれだけ上昇または下落したかを示す指標で、80以上は過買い、20以下は過売りを示唆します。
移動平均の利用
Bollinger Bands
ボリンジャーバンドは、価格の変動が通常の範囲を超えたときに過度な動きを示唆します。
バンドの幅が拡大すると、市場が過熱している可能性があります。
サポートとレジスタンスの利用
サポートとレジスタンスのレベルは、価格がある程度まで上昇または下降すると、過度な動きが生じる可能性があります。
これらのレベルが過度な動きの発生を示唆する重要なポイントとなります。
ファンダメンタル分析
市場が特定のニュースやイベントに過剰に反応することがあります。
ファンダメンタル分析を使用して、市場が正当な理由なく過度に動いているかどうかを判断できます。
トレンドラインの利用
市場が急激に上昇または下降してトレンドラインを突破すると、過度な動きが発生している可能性があります。
トレンドラインの急激な傾斜は過熱または過剰売買を示唆することがあります。
これらの手法を組み合わせて使用することで、過度な動きを特定し、逆張りトレードの機会を見つけることができます。
ただし、これらの手法はツールであり、常に他の分析と組み合わせて使用するべきです。
【反転のサイン】
相場での反転のサインは、価格が逆方向に動く可能性があることを示唆するシグナルやパターンです。
以下は一般的な反転のサインのいくつかです。
●キャンドルスティックパターン
ハンマーとインバートドハンマー
ハンマーは下降トレンドの底で発生し、上昇のサインと見なされます。
逆に、インバートドハンマーは上昇トレンドの天井で発生し、下降のサインと見なされます。
シューティングスターとインバートドシュート
シューティングスターは上昇トレンドの天井で発生し、下降のサインとなります。
インバートドシュートは下降トレンドの底で発生し、上昇のサインと見なされます。
●ダイバージェンス
RSIやMACDのダイバージェンス
相場の価格とRSIやMACDなどの指標が逆方向に動く場合、これはトレンドの弱さを示すダイバージェンスであり、反転の可能性があることを示唆します。
●サポートとレジスタンス
重要なサポートまたはレジスタンスの反転
価格が重要なサポートまたはレジスタンスレベルに達すると、市場は反転する可能性があります。
逆張りインジケーター
逆張りを示唆するインジケーターの利用
例えば、逆張りトレーダーは過去の値動きに基づいて逆張りのエントリーポイントを見つけるために、逆張り専用の指標やツールを利用します。
●重要な経済指標やニュース発表
重要な経済指標やニュースが市場に影響を与える場合
例えば、市場が特定の発表に過剰に反応し、その後反転することがあります。
●トレンドラインの突破
トレンドラインが突破される場合
トレンドラインが逆に突破されると、市場が反転する可能性があります。
これらはあくまで一般的なサインであり、常に他の情報や分析と組み合わせて検討する必要があります。
トレードにおいて反転のサインを見極めることは、経験と市場理解を伴う重要なスキルです。
【リスク管理】
逆張りトレードは、市場が過度に動いた後に逆の方向に動くことを期待する戦略です。
しかし、このアプローチはリスクが高いため、効果的なリスク管理が重要です。
以下は逆張りトレードにおけるリスク管理のポイントです。
適切なストップロスの設定
- 逆張りトレードでは、市場が予測とは反対の方向に動く可能性があるため、損失を最小限に抑えるためにストップロスを適切に設定することが重要です。
- 過去の価格変動やサポート・レジスタンスレベルを考慮して、損失を許容できる範囲にストップロスを配置します。
リスクリワード比率の考慮
- 逆張りトレードでも、リスクリワード比率を考慮して取引を行うことが重要です。
つまり、損失が許容範囲内であるかどうかを目標リターンと比較します。
小ロットサイズでの取引
- 逆張りトレードはリスクが高いため、小ロットサイズでの取引を検討することで、ポジションごとの損失を抑えることができます。
マネーマネジメントの原則を適用
- マネーマネジメントの原則を厳守し、トータルの投資資金に対する個々のトレードの割合を決定します。
これにより、一連の損失で資金が急激に減少するリスクを軽減できます。
情報源の活用
- ニュースや経済指標などの情報源を注意深くモニタリングし、市場が逆転する可能性を予測する上で有益な情報を得ることが重要です。
トレンドの逆行に対する警戒
- 逆張りトレードはトレンドが逆行することを期待するものですが、確認しきれない場合は慎重になりましょう。
確固たるサインがない場合はトレードを避けることも検討します。
トレードプランの策定
- 逆張りトレードも含め、トレードプランを事前に策定し、冷静に計画通りに行動することが大切です。
感情に振り回されないようにしましょう。
逆張りトレードは市場が急激に反転する場合に有益ですが、同時にリスクも高いため、慎重なリスク管理が成功の鍵となります。
【感情の管理】
逆張りトレードは、市場が予想とは逆に動くことを期待する取引戦略であり、感情の管理が非常に重要です。
以下は逆張りトレードにおける感情の管理に関するポイントです。
冷静な判断
逆張りトレードは市場が反転することを期待するものですが、感情に振り回されず冷静な判断を保つことが重要です。
トレードの際には感情的な判断を避け、事実に基づいた分析を行います。
損失への対処
逆張りトレードでは市場が期待とは逆に動くことも考えられます。
損失が発生した場合でも、冷静に損切りを行い、次のトレードに集中できるようにします。
トレードプランの実行
事前に計画したトレードプランに従い、感情に左右されずにトレードを実行します。
感情的な判断がトレードに影響を与えることを避けるために、計画通りに行動することが大切です。
マインドフルネスの実践
マインドフルネスは今現在に集中し、冷静な状態を保つための手法です。
トレードの際には深呼吸や瞑想などのマインドフルネスのテクニックを活用し、感情のコントロールを強化します。
過去の結果への執着を避ける
過去のトレードでの損失や成功に執着せず、現在の状況に集中します。
感情的な負担を減らし、冷静に市場を分析することができます。
自己評価の過剰を避ける
逆張りトレードが失敗することもありますが、その際に自分を責めすぎないようにします。
トレードは確率のゲームであり、全てのトレードで勝つことは難しいです。
過度な自己評価を避け、冷静な分析に戻ることが大切です。
感情の管理が逆張りトレードにおいて成功するための鍵です。
冷静で客観的なマインドセットを持ち、感情的な浮き沈みに左右されないよう心がけましょう。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
今回は逆張りトレードについてのお話させていただきました。
基本的にFX初心者の人には逆張りトレードは推奨はしていません。
理由は順張りトレードの方が優位性高くて勝率も上がるからです。
ただ、トレードに慣れてきた人は逆張りトレードも覚えるとトレードの幅が広がると思います。
少しでもFXで長く勝っていくためにはこのようなトレードの幅を広げることも大事です。
最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
初心者の方が6割以上で主婦の方からお仕事されている方など、様々な方が私のFXスクールで学んでいただいております。
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この機会に話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
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長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。
▼野口からのご挨拶▼
https://www.fxschool.or.jp/company/greeting/
執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸