はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております。
今回は一目均衡表について説明させていただきます。
一目均衡表もかなり使っている人が多いものなので、FX初心者で知らなかった人でもわかりやすく解説致します。
一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)は、日本のトレーダー・アナリストである吉田東洋によって開発されたテクニカル分析の手法です。
この手法は、相場の方向性やトレンドの転換点を判断するために広く使用されています。
以下に、一目均衡表の基本的な構成要素と用語について説明します。
目次
【構成要素】
一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)は、日本のトレーダー吉田東洋が考案したテクニカル分析の手法で、相場のトレンドや転換点を把握するために使用されます。
一目均衡表には以下の構成要素が含まれています。
テンキン(転換線)
- テンキンは過去9日間の最高値と最安値を合算し、その平均を取った値です。
このラインは短期のトレンドを示し、テンキンがキジュンを上回る場合は上昇トレンド、下回る場合は下降トレンドのサインとなります。
キジュン(基準線)
- キジュンは過去26日間の最高値と最安値を合算し、その平均を取った値です。
テンキンと同様に、キジュンがテンキンを上回るときは上昇トレンド、下回るときは下降トレンドのサインとなります。
先行スパン1(Senkou Span 1)
- 先行スパン1は(テンキン + キジュン) / 2 を過去26日分先にずらしたものです。
これが未来のサポートまたはレジスタンスとして機能し、クラウドの一部を形成します。
先行スパン2(Senkou Span 2)
- 先行スパン2は(過去52日間の最高値 + 最安値) / 2 を過去26日分先にずらしたものです。
これも未来のサポートまたはレジスタンスとなり、クラウドの一部を形成します。
遅行スパン(Chikou Span)
- 遅行スパンは現在の終値を過去26日間分前にずらしたものです。
これは未来のサポートまたはレジスタンスとなり、過去の価格との比較でトレンドの強弱を示します。
これらの要素が一目均衡表の主要な構成要素であり、これらのラインやスパンが相互にクロスするなどのパターンが現れると、トレンドの方向性や転換点を判断するのに役立ちます。
クラウドや遅行スパンなどは将来のサポートやレジスタンスを示す重要な要素として機能します。
【クロスポイントの確認】
一目均衡表でのクロスポイントは、テンキンとキジュンがクロスする瞬間を指します。
このクロスポイントは、相場のトレンドの変化や転換点を示す重要なシグナルとされています。
以下に、一目均衡表のクロスポイントについて詳しく説明します。
クロスポイントの確認方法
テンキンとキジュンのクロス
- テンキン(転換線)がキジュン(基準線)を上から下にクロスする場合、これは「デッドクロス」と呼ばれ、下降トレンドの始まりを示す可能性があります。
逆に、テンキンがキジュンを下から上にクロスする場合は「ゴールデンクロス」と呼ばれ、上昇トレンドの始まりを示す可能性があります。
トレンドの強弱の確認
- クロスポイントの方向だけでなく、クロスポイントがどの位置で発生するかも重要です。
クロスポイントがクラウドの中で発生すると、そのトレンドの強さが示唆されることがあります。
クロスがクラウドの上で発生すると、それは強いトレンドの始まりを示す可能性があります。
未来のサポート・レジスタンス
- クロスポイントが未来の先行スパン1や先行スパン2に影響を与える場合、これは将来のサポートまたはレジスタンスの形成を示唆します。
これは価格がクロスポイントでの方向に沿って動く可能性が高いことを示します。
遅行スパンの確認
- クロスポイントが発生した時点での遅行スパンの位置も確認します。
遅行スパンが価格チャートとクロスしていれば、そのトレンド転換は強力なものとなる可能性があります。
クロスポイントの周期
- 一目均衡表のクロスポイントが発生する周期(例: 日足、4時間足)にも注目します。
短期のクロスポイントと長期のクロスポイントが同時に発生すると、それは強力なトレンド転換を示すことがあります。
クロスポイントは一目均衡表の中で非常に重要なシグナルであり、トレンドの変化や転換点を捉えるのに役立ちます。
トレーダーはこれをトレードのタイミングや方向性を判断するために活用することがあります。
【雲(クラウド)の活用】
一目均衡表の雲(クラウド)は、相場の強弱や未来のサポート・レジスタンスレベルを示すために利用される重要な要素です。
クラウドは、先行スパン1と先行スパン2の間に形成される領域で、その厚みや色によって相場の強弱が評価されます。
以下に、一目均衡表の雲の活用方法について詳しく説明します。
一目均衡表の雲(クラウド)の活用
クラウドの色
- クラウドの上部が赤色で下部が青色の場合、これは上昇トレンドを示しています。
逆に上部が青色で下部が赤色の場合は下降トレンドを示しています。
クラウドが厚いほど、そのトレンドの強さが示唆されます。
クラウドの未来のサポート・レジスタンス
- クラウドの上部と下部はそれぞれ未来のサポートとレジスタンスとなります。
価格がクラウドに触れると、そのレベルが強力なサポートまたはレジスタンスとして機能する可能性があります。
クロスポイントとクラウド
- テンキンとキジュンのクロスがクラウド内で発生する場合、これは強力なトレンドの始まりを示唆します。
クロスがクラウドの外で発生する場合は、トレンドの強さがやや弱い可能性があります。
クラウドの厚みと強さ
- クラウドの厚みは相場の強さを示す指標となります。
厚いクラウドは強力なトレンドを示し、逆に薄いクラウドは弱いトレンドを示す可能性があります。
クラウドの形成と未来の動向
- クラウドが水平に形成される場合、これはレンジ相場や横ばい市場を示すことがあります。
クラウドが上昇または下降している場合は、それがトレンドの方向性を示唆します。
未来のトレンド転換点の予測
- クラウドが未来に伸びる部分が先行スパン1や先行スパン2と交差する場合、これは未来のトレンド転換点を予測する手がかりとなります。
一目均衡表のクラウドは相場の方向性や強さを評価するのに役立ちますが、他のテクニカル分析と組み合わせて使用することが重要です。
相場状況やトレンドの強弱に応じて、クラウドが提供する情報を的確に解釈することがトレーダーにとって重要です。
【トレンドの確認】
一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)は、相場のトレンドの確認や方向性の判断に役立つテクニカル分析ツールです。
以下に、一目均衡表を使用してトレンドを確認する方法について詳しく説明します。
一目均衡表でのトレンドの確認方法
テンキンとキジュンの相対位置
- テンキン(転換線)とキジュン(基準線)の相対位置がトレンドの方向を示します。
テンキンが上に位置していてキジュンが下にあれば上昇トレンド、逆にテンキンが下に位置していてキジュンが上にあれば下降トレンドと見なされます。
ゴールデンクロスとデッドクロス
- テンキンとキジュンのクロス(ゴールデンクロスまたはデッドクロス)はトレンドの変化を示すシグナルとなります。
ゴールデンクロスは上昇トレンドの始まりを示し、デッドクロスは下降トレンドの始まりを示す可能性があります。
クラウドの形状
- クラウドの形状もトレンドの確認に重要です。
クラウドが上昇していれば上昇トレンド、下降していれば下降トレンドの可能性が高まります。
水平なクラウドは横ばい市場やレンジ相場を示すことがあります。
クロスポイントとクラウドの位置
- テンキンとキジュンのクロスポイントがクラウド内で発生すると、それは強力なトレンドの始まりを示唆します。
クロスがクラウドの外で発生する場合は、トレンドの強さがやや弱い可能性があります。
先行スパンの位置
- 先行スパン1と先行スパン2の位置も確認します。
これらが価格チャートの上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドを示します。
遅行スパンの位置
- 遅行スパンが価格チャートの上にある場合は強い上昇トレンド、下にある場合は強い下降トレンドの可能性があります。
クロスポイントの周期
- クロスポイントが発生する周期(例: 日足、4時間足)にも注目します。
短期のクロスポイントと長期のクロスポイントが同時に発生すると、それは強力なトレンドの転換を示すことがあります。
一目均衡表はこれらの要素を組み合わせて相場のトレンドを確認するのに役立ちます。
トレーダーはこれらの情報を利用して、トレンドの方向性や強さを判断し、適切なトレードの戦略を構築することが重要です。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
今回は一目均衡表についてFX初心者でもわかりやすく説明致しました。
言葉次第初めて聞いたって人が多いのかなと思います。
そんな方でも意味から使い方までわかったのではないでしょうか。
自分自身のトレード向上の為に使ってみてはいかがでしょうか?
きっと何かしらの気づきがあると思いますよ。
最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
初心者の方が6割以上で主婦の方からお仕事されている方など、様々な方が私のFXスクールで学んでいただいております。
スクールの詳しい内容や生徒さんの実績などもっと知りたい方の為に説明会を用意しております。
この機会に話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
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長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。
▼野口からのご挨拶▼
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執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸