はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております。
今回はリスク管理の基本をお話し致します。
これは長期的にFXで勝って行くためにとても重要な内容になります。
特にFX初心者の方は最後まで読んで、しっかり頭に入るまで読んでみてほしいです。

FX(外国為替)トレードは、通貨市場で行われる取引で、世界中のトレーダーにとって魅力的な方法です。
しかし、FX市場は複雑で変動的であり、初心者にとっては学習の過程が必要です。
このFXスクールの記事では、FX初心者のために取引通貨の基本を詳しく学びましょう。

目次

【レバレッジの理解と適切な利用】

レバレッジは投資額に対して借り入れを行い、取引規模を拡大する仕組みです。
しかし、大きなリターンと同様に大きな損失ももたらす可能性があります。
適切なレバレッジの選択と利用は、ポジションサイズの管理と密接に関連しています。
ポジションサイズをコントロールすることで、損失が資金全体に与える影響を最小限に抑えることができます。

レバレッジは、FXトレードにおいてポジションを拡大し、少ない証拠金で大きな取引を行うための仕組みです。一方で、レバレッジは大きなリターンだけでなく、大きな損失も招く可能性があるため、その理解と適切な利用が不可欠です。

レバレッジの仕組み

レバレッジは証拠金と呼ばれる一定額の資金を拠り所に、その何倍もの取引が可能となるメカニズムです。
例えば、100倍のレバレッジをかけると、1,000ドルの証拠金で100,000ドル分の通貨を取引できます。これにより、少ない資金で大きなポジションを持つことができます。

レバレッジのメリット
レバレッジのデメリット

レバレッジの適切な利用

レバレッジの数字の意味

例:レバレッジが100倍の場合、1%の価格変動はポジション全体の1%の損益につながります。

損失限度の設定:レバレッジをかける場合でも、あらかじめ損失限度を設定し、それを守ることが大切です。

要するに、レバレッジの利用は慎重かつ計画的に行うべきです。
トレーダーはリスク管理を徹底し、感情に左右されないよう冷静にトレードを進めることで、レバレッジの利点を最大限に活かし、リスクを最小化することが可能です。

【ポジションサイズの計算】

ポジションサイズは、トレードに投入する資金の割合を決定する重要な要素です。
トレードごとにリスクを制限するために、ポジションサイズを損失額に基づいて計算しましょう。
通常、ポジションサイズはトレードごとの損失が総資産の1~2%を超えないように設定されます。

ポジションサイズの計算は、トレードにおいてどれだけの資金をリスクに晒すかを決定し、リスクを最小限に抑えるための重要なステップです。
以下に、ポジションサイズを計算する際の一般的な手法を示します。

リスク許容度の決定

トレードごとにリスク許容度を決定します。
通常は、トータルの資産の1%から2%程度を1つのトレードにリスクとして割り当てることが推奨されます。

リスク額の計算

リスク許容度とトータルの資産から、1トレードあたりのリスク額を計算します。
例えば、トータルの資産が10,000ドルでリスク許容度が1%ならば、1トレードのリスク額は100ドルです。

ポイントあたりのリスクの算出

トレードを行う通貨ペアや商品の値動き(1ポイントあたりの変動)を確認します。
これにより、リスク許容度に基づいてポジションサイズを計算できます。

ポジションサイズの計算式

以下は、単純なポジションサイズを計算する式です。

ポジションサイズ =リスク額÷1ポイントあたりのリスク

例えば、リスク額が100ドルで1ポイントあたりのリスクが0.02ドルならば、ポジションサイズは100÷0.02=5000ユニットとなります。

口座通貨とポジションサイズの変換

計算されたポジションサイズをトレードプラットフォームに入力する際には、口座通貨とトレードする通貨ペアによる変換が必要です。
通常、1ロットは100,000ユニットですが、通貨ペアによって異なります。

以上が基本的なポジションサイズの計算手法です。
ただし、トレード戦略やリスク許容度によっては、異なる手法を使用することもあります。
計画的でリスクを考慮したポジションサイズの計算は、トレードにおいて安定した成果を上げるために重要なステップです。

【リスクリワード比率の考慮】

リスクリワード比率は、期待される利益と損失の比率を示します。
良好なリスクリワード比率を持つトレードは、損失を補うだけでなく、利益を上げる可能性が高まります。
トレードを計画する際に、リスクリワード比率を考慮し、有望なトレードセットアップを見つけることが大切です。

リスクリワード比率は、トレードにおいて検討すべき重要な概念であり、トレーダーがリスクをどれだけ取るかと、それに対してどれだけのリターンを期待するかを示します。
以下に、リスクリワード比率の考慮に関する詳細な情報を提供します。

リスクリワード比率の定義

リスクリワード比率は、トレードで取るリスクと期待されるリターンとのバランスを示す指標です。
一般的に、リスクリワード比率は「リスク(損失)の額 : リターン(利益)の額」で表されます。
例えば、リスクリワード比率が1:2の場合、トレードで取るリスクが1ドルならば、期待されるリターンは2ドルとなります。

リスクリワード比率の重要性

トレード戦略の評価:リスクリワード比率はトレード戦略の評価に役立ちます。
          良好なリスクリワード比率を持つ戦略は、
          損失を限定しつつ利益を最大化する可能性が高まります。

心理的な安定感:リスクリワード比率が適切であれば、
        トレーダーは損失に対して冷静な判断ができ、
        感情に左右されずにトレードを進めることができます。

リスクリワード比率の計算

リスクリワード比率は以下のように計算されます。

リスクリワード比率 = リターン÷リスク

例えば、トレードで50ドルの損失を許容し、期待されるリターンが100ドルならば、リスクリワード比率は100÷50=2:1となります。

適切なリスクリワード比率の選定

個々のトレードに応じて柔軟に:トレードごとに異なる条件がありますので、
               個々のトレードに応じてリスクリワード比率を柔軟に
               選定することが重要です。

トレード戦略に合わせて:トレード戦略や市場状況によっても適切なリスクリワード比率は
            異なります。
            トレーダーはこれらを考慮して戦略を構築しましょう。

リスクリワード比率のバリエーション

1:1:トレードごとに損失とリターンが同じ。
2:1:リターンが損失の2倍。
3:1以上:リターンが損失の3倍以上。

リスクリワード比率はトレード戦略とトレーダーの性格に合わせて柔軟に選定されるべきです。
これにより、長期的な成功につながるトレード戦略を構築することが可能となります。

  

【まとめ】

FX初心者の方は特にリスク管理の基本が大事です。
投資は100%の勝率というものがありません。
小さく負けて大きく勝つ「損小利大」の考え方が大事になってきます。
そのための重要なことをしっかりまとめさせていただきました。
大きく勝つために自分の負けを素直に認める、リスク管理これが大事です。
FXプロの人ほどこのリスク管理が上手なものです。

最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
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長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。

▼野口からのご挨拶▼
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執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸

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