はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております。
今回はスワップポイントについてのお話をさせていただきます。
これはFXの中でも基礎になりますので、しっかり覚えておいて下さいね。
また、トレードにどう活かすのかまだしっかり解説していきますので、最後まで読んで下さいね。
スワップポイントは、通貨ペアの金利差に基づいて発生するポイントのことで、FX取引において発生する金利の交換に伴うものです。
以下に、スワップポイントの詳細を説明します。
目次
【スワップポイントとは】
スワップポイント(Swap Point)は、通貨ペアの取引において発生する金利差に基づくポイントのことです。
通貨を保有することにより発生する金利の交換に伴い、トレードポジションを翌営業日に持ち越す場合に発生します。
スワップポイントは主に以下の要因に基づいて計算されます。
金利差
スワップポイントは、対象通貨とベース通貨の金利差に基づいて計算されます。
通常、高金利通貨を保有して低金利通貨を借り入れるとプラスのスワップポイントが発生し、逆に低金利通貨を保有して高金利通貨を借り入れるとマイナスのスワップポイントが発生します。
ロングとショートの違い
通貨を買って保有するロングポジション(買い)と通貨を売って保有するショートポジション(売り)では、金利差が発生する方向が異なります。
具体的には、ロングポジションでは高金利通貨を保有することによりプラスのスワップポイントが発生し、ショートポジションでは低金利通貨を保有することによりプラスのスワップポイントが発生します。
週末と祝日の取り扱い
通常、スワップポイントは水曜日に発生する3日分(週末分)として計算されます。
これは、通常の営業日の週末と祝日に発生する金利差を考慮しています。
中央銀行政策の影響
中央銀行の金融政策変更や金利の変動は、スワップポイントに影響を与える要因です。
金融政策の変更が予想される場合、トレーダーはその情報を考慮して取引を検討することが重要です。
スワップポイントは、トレードポジションを長期間保有する場合やキャリートレード(金利差を活かす取引戦略)を行う場合に重要な要素となります。
トレーダーは金利動向や市場状況を注意深く観察し、スワップポイントを取引戦略に組み込むことが求められます。
【金利差の要因】
金利差(Interest Rate Differential)は、通貨ペアの金利水準の差に基づくもので、主に次の要因によって影響を受けます。
中央銀行の政策金利
各国の中央銀行が設定する政策金利は、その国の通貨の金利を決定します。
政策金利が高い国の通貨は、低い国の通貨に比べて高い金利を持ちます。
経済のインフレ率
インフレ率が高い国は、中央銀行が金利を引き上げる可能性があります。
高いインフレ率が続くと、中央銀行は金利を上げて通貨を守り、物価安定を図ります。
経済の成長率
成長率が高い国は、需要が高まり、中央銀行が金利を引き上げる可能性があります。
成長が鈍化している国は、金利を低く維持し、経済を刺激しようとする傾向があります。
財政政策
財政政策も金利差に影響を与えます。
財政政策が緩和的である場合、金利が低くなり、通貨の価値が減少する可能性があります。
市場の期待
金利差は市場の期待にも影響されます。
将来的な金利の変動に対する市場の期待が高まると、早い段階で金利差が反映されることがあります。
地政学的リスク
特定の国や地域での地政学的なリスクや不安定な政治情勢は、金利差に影響を与える可能性があります。
不安定な状況では投資家がリスク回避を求め、金利が変動することがあります。
外国為替市場の需給
外国為替市場において、ある通貨に対する需要が高まると、その通貨の価値が上昇し、金利差も拡大することがあります。
これらの要因は相互に影響し合い、通貨ペアの金利差を形成します。
金利差は投資家やトレーダーにとって重要なファクターであり、金利動向の理解は外国為替市場での取引戦略において重要です。
【ロングとショートの違い】
スワップポイントは、通貨ペアを保有したまま次の取引日に持ち越す場合に発生する金利差に基づくポイントです。
スワップポイントにはロング(買い)ポジションとショート(売り)ポジションで異なる特性があります。
ロング(買い)ポジションの場合
- ロングポジションは、通貨を買い持ちすることを指します。
- 通常、高金利通貨を購入し、低金利通貨を売却することになります。
- ロングポジションを保有すると、高金利通貨の金利分がプラスとなり、スワップポイントが加算される可能性があります。
- ロングポジションを持ち越すことで、金利差が利益になることが期待されます。
ショート(売り)ポジションの場合
- ショートポジションは、通貨を売り持ちすることを指します。
- 通常、低金利通貨を購入し、高金利通貨を売却することになります。
- ショートポジションを保有すると、高金利通貨の金利分がマイナスとなり、スワップポイントが減少する可能性があります。
- ショートポジションを持ち越すことで、金利差が損失になることが期待されます。
要するに、スワップポイントは通貨の金利差に基づくものであり、ロングポジションでは金利差が利益になり、ショートポジションでは金利差が損失になることが一般的です。
ただし、金利差が逆転するなど市場状況によっては逆の状況も発生する可能性があります。
スワップポイントは、通常、24時間毎に発生し、週末も発生することがあります。
【スワップポイントの利用】
スワップポイントは、通貨ペアを保有している間に生じる金利差から生じるポイントで、これは主にロング(買い)またはショート(売り)ポジションを持ち越すことによって発生します。
スワップポイントを利用する方法について以下に詳しく説明します。
ポジションの保有期間を考慮
スワップポイントは通常、24時間ごとに発生します。
ポジションを保有している間に発生するスワップポイントの金額は、保有期間に依存します。
金利差を利用した方向性トレード
スワップポイントは、通常、通貨ペア間の金利差に基づいています。
投資家は、高金利通貨を買い(ロング)持ちし、低金利通貨を売り(ショート)持ちすることで、スワップポイントを利用して金利差を収益に変えることがあります。
スワップトレード戦略
通貨の金利差だけでなく、将来の為替変動も考慮したスワップトレード戦略があります。
これは、金利差が利益になる一方で、通貨価格の変動によって損失が生じる可能性もあるため、リスク管理が重要です。
逆張り戦略
逆張りトレーダーは、金利差の逆転を期待して逆張りのポジションを取ることがあります。
ただし、これは市場の不確実性を伴うため、注意が必要です。
スワップポイントの確認
ブローカーや取引プラットフォームによって、スワップポイントの表示や計算方法が異なる場合があります。
トレーダーは利用するブローカーやプラットフォームのポリシーを確認し、スワップポイントを理解しておくことが重要です。
スワップポイントは通貨の金利差を活用する手段の一つであり、慎重に計画されたトレード戦略に組み込むことで、投資の利益に寄与することがあります。
しかし、リスク管理と市場の変動に対する理解が不可欠です。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?
今回はスワップポイントについてのお話をさせていただきました。
スワップはスイングトレードする人にとってはとても重要な内容になったのではないでしょうか。
FX初心者の人にはスイングトレードをオススメしております。
短期のスキャルピングはとても難しいので、FXに慣れてからがいいと思います。
今回話したスワップポイントとスイングトレードを上手く利用できればかなり大きく稼いでいくことが出来ます。
ぜひ今回の話を参考にトレードに活かして見て下さいね。
最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
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長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。
▼野口からのご挨拶▼
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執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸