はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております。
今回の内容はフィボナッチです。
学生の頃に習った数学のフィボナッチですが、それをFXに応用しています。
かなり有益な内容ですので、しっかり最後まで読んで見て下さいね。
フィボナッチリトレースメントは、トレンドの反転やサポート・レジスタンスの水準を特定するためのテクニカル分析ツールの一つです。
この手法は、フィボナッチ数列に基づいてトレンドが逆転する可能性のある価格レベルを見つけ出すのに役立ちます。
以下に、フィボナッチリトレースメントの詳細な説明を示します
目次
【フィボナッチリトレースメント】
フィボナッチリトレースメントは、フィボナッチ数列に基づいてトレンドの反転やサポート・レジスタンスの水準を特定するためのテクニカル分析ツールの一つです。
この手法は、トレンドが逆転する可能性のある価格レベルを見つけるのに役立ちます。
以下に、フィボナッチリトレースメントの詳細な説明を示します
フィボナッチ数列
- フィボナッチリトレースメントは、フィボナッチ数列に基づいています。フィボナッチ数列は、前の2つの数字を足して次の数字を生成する数列で、0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, …のように続きます。
フィボナッチリトレースメントの主要な水準
- フィボナッチリトレースメントでは、トレンドが逆転する可能性のある主要な水準がいくつかあります。
主な水準には、38.2%、50%、および61.8%が含まれます。
これらの水準は、トレンドの一部が戻りつつあるときに価格が反発する可能性が高いです。
フィボナッチリトレースメントの使用法
- トレンドが逆転する際、フィボナッチリトレースメントは前の上昇(または下降)の動きの一定の割合を取って、将来の価格のサポートまたはレジスタンスの水準を特定します。
- 上昇トレンドの場合、フィボナッチリトレースメントは前の下降の動きを基に水準を引き、下降トレンドの場合は前の上昇の動きを基に水準を引きます。
水平線の引き方
- フィボナッチリトレースメントでは、主要な水準に水平線を引くことが一般的です。
これにより、価格がこれらの水準に到達したときに、反発や反転が起こる可能性が示唆されます。
フィボナッチ拡張
- フィボナッチリトレースメントに加えて、一部のトレーダーはフィボナッチ拡張も使用します。
フィボナッチ拡張は、主要な水準を超えて価格が動く場合の潜在的な目標水準を示すために使用されます。
フィボナッチリトレースメントの限界
- フィボナッチリトレースメントはトレンド逆転の可能性を示唆するものであり、必ずしも反転が起こるとは限りません。
トレンドが強い場合や市場が不安定な場合には、フィボナッチリトレースメントが効果的でないことがあります。
フィボナッチリトレースメントの利用法
- フィボナッチリトレースメントは、サポートやレジスタンスの水準を特定するのに利用され、トレンドの方向性と反転の可能性を把握するのに役立ちます。
トレーダーは他のテクニカル分析ツールと組み合わせて使用することが一般的です。
フィボナッチリトレースメントはトレンド分析において広く使用されていますが、常に他のテクニカル分析と組み合わせて使用することが重要です。
【重要な水準】
フィボナッチリトレースメントの主要な水準は、フィボナッチ数列に基づいて計算されたパーセンテージレベルです。
これらの水準は、トレンドが逆転する可能性のある価格レベルを特定するために使用されます。
以下は、主要なフィボナッチリトレースメント水準についての詳細です。
38.2%(38.2レベル)
- 38.2%の水準は、トレンドが一時的に反転する可能性が高いとされる水準です。
上昇トレンドの場合、前の下降の動きの38.2%戻った水準がサポートとして機能する可能性があります。
逆に、下降トレンドの場合は逆に働き、上昇している可能性があります。
50%(50.0レベル)
- 50%の水準は、トレンドが半分まで戻る可能性がある水準です。
この水準は、トレンドが強い場合においても重要なサポートまたはレジスタンスと見なされることがあります。
61.8%(61.8レベル)
- 61.8%の水準は、トレンドが戻りつつあるときに最も重要視される水準の一つです。
上昇トレンドの場合、前の下降の動きの61.8%戻った水準が強力なサポートとして機能する可能性があります。
逆に、下降トレンドの場合は逆に働き、下落している可能性があります。
その他の水準
- 23.6%や78.6%も一部のトレーダーによって注目されることがあります。
これらの水準もトレンドの逆転やサポート・レジスタンスの水準として使用されることがあります。
フィボナッチ拡張
- フィボナッチリトレースメントには、主要な水準に加えてフィボナッチ拡張も存在します。
主要な水準を超えて価格が動く場合の潜在的な目標水準を示すために使用されます。
一般的な拡張水準には161.8%や261.8%が含まれます。
これらの水準はフィボナッチリトレースメントを使用する際の一般的なガイドラインであり、異なるトレーダーは異なる水準に重点を置くことがあります。
また、他のテクニカル分析と組み合わせて使用することが一般的です。
トレンド逆転のサインやサポート・レジスタンスの確認として、これらの水準を注視することが重要です。
【使用方法】
フィボナッチリトレースメントは、トレンドが逆転する可能性のある水準を特定するためのテクニカル分析ツールとして広く使用されています。
以下に、フィボナッチリトレースメントの使用法について詳しく説明します。
トレンドの特定
- フィボナッチリトレースメントを適用する前に、まず対象となるトレンドを特定します。
トレンドが上昇している場合と下降している場合で、それぞれ適切なフィボナッチリトレースメントを適用します。
過去の動きの選択
- フィボナッチリトレースメントを適用するためには、トレンドが逆転する前の過去の動きを選択します。
上昇トレンドの場合は前の下降動き、下降トレンドの場合は前の上昇動きを基に水準を引きます。
フィボナッチリトレースメントの適用
- 選択した過去の動きに対して、フィボナッチリトレースメントの水準を適用します。
通常、38.2%、50%、61.8%の主要な水準が使用されます。これにより、逆転が起こる可能性のある水準を特定します。
水平線の描画
- フィボナッチリトレースメントの水準に対応する水平線をチャートに描画します。
これにより、価格がこれらの水準に到達したときに反発や反転が起こる可能性が視覚的にわかりやすくなります。
サポート・レジスタンスの特定
- 描画された水平線がサポートやレジスタンスとして機能する可能性があります。
価格がこれらの水準に達した際に、トレンドが逆転する可能性が高まります。
トレードのタイミング
- フィボナッチリトレースメントを使用して特定した水準に価格が達した場合、トレーダーは逆転の兆候を探し、追加のテクニカル分析やトレンドラインの交差点、サポート・レジスタンスの確認を行います。
- これらの兆候に基づいてエントリーポイントやストップロス、利益確定のレベルを設定し、トレードを実行することがあります。
他のテクニカルツールとの組み合わせ
- フィボナッチリトレースメントは他のテクニカルツールや指標と組み合わせて使用されることが一般的です。
例えば、移動平均線や相対力指数(RSI)と組み合わせて、より確実性の高いトレードシグナルを見つけることがあります。
リスク管理
- トレードにおいては常にリスク管理が重要です。
フィボナッチリトレースメントを使用する際も、慎重にポジションサイズを調整し、ストップロスを設定して損失を最小限に抑えるよう心がけましょう。
これらのステップを組み合わせて、フィボナッチリトレースメントを有効に活用することができます。
しかし、一つのツールだけでなく、他のテクニカル分析や基本分析と組み合わせることでトレードの精度を向上させることができます。
【限界値】
フィボナッチリトレースメントは強力なテクニカル分析ツールである一方で、いくつかの限界や注意点が存在します。
以下に、フィボナッチリトレースメントの主な限界について詳しく説明します。
主観的な選択
- フィボナッチリトレースメントを適用する際、過去の動きの選択が主観的であり、異なるトレーダーが異なる選択をすることがあります。
これにより、異なる水準が描画され、分析の一貫性が欠ける可能性があります。
過去の動きへの依存
- フィボナッチリトレースメントは過去の価格動きに基づいています。
過去のパターンが将来に繰り返されるとは限りません。
したがって、過去の動きに固執しすぎると、未来の価格変動を正確に予測するのが難しいことがあります。
過剰な利用
- トレーダーがフィボナッチリトレースメントを過剰に利用すると、水準が選ばれすぎてしまい、チャート上が過度に複雑になる可能性があります。
この過度な情報の中で正確なサポートやレジスタンスを見つけることが難しくなります。
トレンドの変化に対する適応性の欠如
- フィボナッチリトレースメントは、トレンドが逆転する可能性のある水準を示唆するものであり、トレンドが強い場合や急激な変化が起きる場合には効果が薄いことがあります。
特に強力なトレンドが発生すると、リトレースメントが限定的な価値しか提供しないことがあります。
他の影響要因の無視
- フィボナッチリトレースメントは価格の過去の変動だけを考慮しますが、市場は様々な要因に影響されます。
政治的なイベント、経済指標、ニュースなど、他の要因も考慮する必要があります。
固定されない水準
- フィボナッチリトレースメントの水準は固定されないため、同じ水平線を使用しても市場の変動によってその効果が変わります。
これは市場の流動性やトレンドの強さに依存するため、常に柔軟性を持ってアプローチする必要があります。
適用の難しさ
これらの限界を理解し、他のテクニカル分析ツールや指標と組み合わせて使用することが、フィボナッチリトレースメントをより効果的に活用する鍵となります。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?
フィボナッチはFXにおいて非常に重要でかなり使えるものになっています。
FX初心者の人は今回書いた内容をしっかり理解して、使用してもらえればかなりFXが上達すると思います。
少しずつでも知識をインプットしていきましょうね。
最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
初心者の方が6割以上で主婦の方からお仕事されている方など、様々な方が私のFXスクールで学んでいただいております。
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この機会に話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
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長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。
▼野口からのご挨拶▼
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執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸