はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております。
今回はRSIというものについてお話させていただきます。
これはFXをする上でトレードの補助になります。
しっかり最後まで学んで下さいね。
相対力指数(Relative Strength Index, RSI)は、テクニカル分析の中で広く使用される指標の一つで、特に過買い・過売りの状態を示すのに役立ちます。
以下に、RSIについての詳細な情報を提供します。
目次
【RSIとは】
相対力指数(RSI)の基本的な原則は、この指標が市場の過熱状態を示すのに役立つという考え方に基づいています。
RSIは通常0から100の範囲で表され、主に過買い(overbought)および過売り(oversold)の状態を示すために使用されます。
以下に、RSIの基本的な原則について詳しく説明します。
RSIの数値の範囲
- RSIは通常0から100までの数値で表示されます。これらの範囲内の数値がトレンドの過度な動きを示します。
過買い(overbought)の状態
- RSIが70以上になると、市場が過熱していると考えられ、過買いの状態とされます。
これは買い過ぎの状態であり、価格が上昇しすぎている可能性があります。
過買いの状態では、価格の反転や調整が期待されることがあります。
過売り(oversold)の状態
- RSIが30以下になると、市場が過剰に売られていると考えられ、過売りの状態とされます。
これは売り過ぎの状態であり、価格が下落しすぎている可能性があります。
過売りの状態では、価格の反転や反発が期待されることがあります。
トレンド反転のサイン
- RSIが過買いまたは過売りの領域に達することは、トレンドの反転のサインと見なされることがあります。
過買いの状態では売りのポテンシャルが、過売りの状態では買いのポテンシャルが高まるとされています。
ダイバージェンス
- RSIと価格の動きが一致しない場合、それがダイバージェンスと呼ばれます。
例えば、価格が新高値を更新する一方でRSIが前回の高値を更新しない場合、弱気のダイバージェンスとされ、トレンド反転の可能性が示唆されることがあります。
利用法
- RSIは主に過熱状態や逆張りのエントリーポイントを特定するために使用されます。
トレーダーはRSIの動きと価格の動きを組み合わせて、トレンドの強さや転換のサインを見つけるのに役立てます。
RSIの基本的な原則は、市場の過熱状態を指摘し、トレンドの反転や調整のサインを捉えるのに役立ちます。
しかし、単体ではなく他のテクニカル指標や分析と組み合わせて使用することが重要です。
【過買いと過売り】
相対力指数(RSI)における過買い(Overbought)と過売り(Oversold)の状態は、市場が過度に上昇または下降している可能性があることを示す重要な概念です。
過買い(Overbought)の状態
- RSIが通常70以上になると、市場が過熱していると見なされ、過買いの状態とされます。
これは、価格が急速に上昇し、買い過ぎの状態にある可能性があることを示しています。
過買いの状態では、市場は過去の価格の上昇に対する過度の期待からくる購買過剰が考えられ、価格の調整や反転の可能性が高まります。
過売り(Oversold)の状態
- RSIが通常30以下になると、市場が過剰に売られていると見なされ、過売りの状態とされます。
これは、価格が急速に下落し、売り過ぎの状態にある可能性があることを示しています。
過売りの状態では、市場は過去の価格の下落に対する過度の悲観からくる売却過剰が考えられ、価格の調整や反転の可能性が高まります。
利用法
- 過買いや過売りの状態は、トレンド反転の可能性があることを示唆しています。
しかし、これらの状態が継続する可能性もあるため、他のテクニカル指標や分析と組み合わせて使用することが重要です。 - 過買いの状態では、売りのポテンシャルが高まり、過売りの状態では買いのポテンシャルが高まると一般的に考えられています。
ただし、単体ではトレードの決定を下す前に、他の情報と照らし合わせて検討することが重要です。
注意点
- 過買いや過売りの状態が継続する場合もあり、トレンドの持続力が強い場合はこれに注意が必要です。
- マーケット状況やトレンドの方向性、重要なサポート・レジスタンスなど他の要因も同時に検討することが重要です。
過買いと過売りの状態を理解し、適切に利用することで、トレーダーは市場の転換点やエントリー・イグジットのタイミングをより正確に見極めることができます。
【ダイバージェンス】
RSI(相対力指数)のダイバージェンスは、価格とRSIの動きが逆方向に向かうときに生じる現象です。
これは通常、相場の弱みや転換の可能性を示唆するものと見なされます。
ダイバージェンスは、トレーダーがトレンドの転換点を識別し、逆張りのシグナルを見つけるのに役立ちます。
強気のダイバージェンス
- 強気のダイバージェンスは、価格が新しい低い点を作りながら、RSIが前回の低い点よりも高い点を作る状況です。
これは、価格は下落しているが、その勢いが弱まっており、売り圧力が減少していることを示唆します。
市場が下降トレンドから転換する可能性があります。
弱気のダイバージェンス
- 弱気のダイバージェンスは、価格が新しい高い点を作りながら、RSIが前回の高い点よりも低い点を作る状況です。
これは、価格は上昇しているが、その勢いが弱まっており、買い圧力が減少していることを示唆します。
市場が上昇トレンドから転換する可能性があります。
ダイバージェンスの注意点
- ダイバージェンスはあくまで警告のサインであり、必ずしもトレンド転換が起きるわけではありません。
トレンドが強い場合、ダイバージェンスが続いても価格が逆転しないことがあります。 - ダイバージェンスが発生したからといって即座にトレードを実行するのではなく、他のテクニカル指標やサポート・レジスタンスとの組み合わせで確認することが重要です。
ダイバージェンスの種類
- 隠れたダイバージェンス(Hidden Divergence): 価格が新しい高値または安値を作りながら、RSIがそれに合わせて新しい高値または安値を作らない場合。
通常は現在のトレンドが継続する可能性が高まります。 - クラシカルダイバージェンス(Classical Divergence): 価格が新しい高値または安値を作りながら、RSIが逆方向に新しい高値または安値を作る場合。
通常はトレンドの反転の可能性が高まります。
ダイバージェンスはトレンド反転のサインとして重要ですが、確認として他の情報や指標を組み合わせて使うことが重要です。
【RSIの利用法】
RSI(相対力指数)は、トレーダーや投資家にとって非常に役立つテクニカル指標の一つです。
以下に、RSIの主な利用法について詳しく説明します。
過買いと過売りの特定
- RSIが70を超えると、市場が過熱していると見なされ、過買いの状態とされます。
逆に、RSIが30を下回ると、市場が過剰に売られていると見なされ、過売りの状態とされます。
これらの状態は価格調整や反転の可能性を示唆します。
トレンドの転換点の識別
- RSIのダイバージェンスを用いて、価格とRSIの動きが逆方向に向かう場合、トレンドが転換する可能性があります。
強気のダイバージェンスは下降トレンドからの反転を示唆し、弱気のダイバージェンスは上昇トレンドからの反転を示唆します。
適切なエントリーポイントの決定
- RSIが過買いまたは過売りの領域に入った場合、トレーダーはトレンド反転の可能性を考慮し、適切なエントリーポイントを見つけるのに役立てることがあります。
たとえば、過買いの状態で売りポジションを検討するなど。
ダイバージェンスの利用
- RSIのダイバージェンスは、トレンドの転換点や逆張りのサインを見つけるための有益な手段です。
価格とRSIの動きが逆方向になると、相場に変化が起きている可能性が高まります。
サポートとレジスタンスの確認
- RSIは過買いや過売りの領域でサポートやレジスタンスとなることがあります。
これらのレベルと組み合わせて利用することで、価格の反発や転換のポイントを見つけるのに役立ちます。
トレンドの強さの確認
- RSIがトレンドに合わせて上昇または下降している場合、トレンドの強さを示すことがあります。
トレンドが進行中であり、RSIがその方向に合わせて動く場合は、トレンドが持続する可能性が高まります。
期間の調整
- RSIの期間(通常は14日)を調整することで、短期的な変動にも対応できます。
短期トレードと長期トレードで異なる期間のRSIを使用することがあります。
RSIは単体でなく、他のテクニカル指標や分析と組み合わせて使用することが効果的です。
トレンドの確認や転換点の特定、エントリーポイントの決定において、RSIは価値のある情報を提供します。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?
今回はRSIについての理解からFXにおける使用方法までしっかりお話させていただきました。
FX初心者の人はこういうトレードする際の補助ツールを使ってみるのもトレードの幅も広がりますし、勝率やエントリーしてはいけないところがわかるんじゃないでしょうか。
FX初心者の人は今回の記事を参考にしてみて下さいね。
最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
初心者の方が6割以上で主婦の方からお仕事されている方など、様々な方が私のFXスクールで学んでいただいております。
スクールの詳しい内容や生徒さんの実績などもっと知りたい方の為に説明会を用意しております。
この機会に話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?
▼タケルFXスクールのHP▼
https://www.fxschool.or.jp/
長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。
▼野口からのご挨拶▼
https://www.fxschool.or.jp/company/greeting/
執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸