はじめまして。
日本FX教育機構代表理事の野口健幸と申します。
私は金融庁の投資助言業に登録したFXスクールを10年運営させていただいております
今回はMACDについてのお話をさせていただきます。
MACDは結構知っている人老いんのではないでしょうか?
知っていると理解して使えるはまた別物なので今回でしっかりと使える知識にして下さいね。
MACD(Moving Average Convergence Divergence)は、テクニカル分析において広く使用される指標の一つで、トレンドの転換点や強弱の変化を示すのに役立ちます。
以下に、MACDの基本的な原則と計算方法について詳しく説明します。
目次
【MACDの構成】
MACD(Moving Average Convergence Divergence)は、短期および長期の指数平滑移動平均を使用して構築されるテクニカル指標です。
以下に、MACDの構成要素についてくわしく説明します。
MACDライン(MACD Line)
- MACDラインは、短期の指数平滑移動平均(EMA)から長期の指数平滑移動平均を引いたものです。
通常、12日間の短期EMAから26日間の長期EMAを引いて作られます。 - 計算式:\text{MACD Line} = 12\text{日間EMA} – 26\text{日間EMA}MACD Line=12日間EMA−26日間EMA
シグナルライン(Signal Line)
- シグナルラインは、MACDラインの9日間の指数平滑移動平均です。
これは、MACDラインのスムージングとして使用され、クロスオーバーやクロスアンダーのシグナルを生成します。 - 計算式:\text{Signal Line} = 9\text{日間MACD LineのEMA}Signal Line=9日間MACD LineのEMA
MACDヒストグラム(MACD Histogram)
- MACDヒストグラムは、MACDラインとシグナルラインの差を表す棒グラフです。
ヒストグラムはクロスオーバーやクロスアンダーの強さを示し、トレンドの勢いを視覚的に表示します。 - 計算式:\text{MACD Histogram} = \text{MACD Line} – \text{Signal Line}MACD Histogram=MACD Line−Signal Line
利用法
- MACDラインとシグナルラインのクロスオーバーとクロスアンダーを使ってエントリーやエグジットのタイミングを決定します。
- MACDヒストグラムの変化を見て、トレンドの強弱や変化を確認します。
- ダイバージェンスの検出や、トレンドの逆転の可能性を見つけるためにも使用されます。
期間の調整
- 一般的な設定では12日間、26日間、および9日間のEMAが使用されますが、トレーダーはこれらの期間を調整して異なる時間枠に合わせることがあります。
MACDは主にトレンドの逆転点や強弱を示すために使用され、クロスオーバーやヒストグラムの変化などのシグナルを見つけるのに役立ちます。
確認バイアスとして他の指標と組み合わせて使用することが一般的です。
【クロスオーバーとクロスアンダー】
MACD(Moving Average Convergence Divergence)のクロスオーバーとクロスアンダーは、MACDラインとシグナルラインが交差する状況を指します。
これらのクロスオーバーとクロスアンダーは、相場のトレンドの変化やエントリー・エグジットのシグナルを示す重要な要素です。
以下にそれぞれの概念を詳しく説明します。
クロスオーバー(Crossover)
- クロスオーバーは、MACDラインがシグナルラインを上回る状況を指します。
これは強気のシグナルであり、相場が上昇トレンドに転換する可能性があることを示唆します。 - 例えば、MACDラインが下から上にシグナルラインを突破すると、クロスオーバーが発生したと言います。
これは短期のトレンドが長期のトレンドを上回る可能性があることを示します。
クロスアンダー(Crossunder)
- クロスアンダーは、MACDラインがシグナルラインを下回る状況を指します。
これは弱気のシグナルであり、相場が下降トレンドに転換する可能性があることを示唆します。 - 例えば、MACDラインが上から下にシグナルラインを突破すると、クロスアンダーが発生したと言います。
これは短期のトレンドが長期のトレンドを下回る可能性があることを示します。
これらのクロスオーバーとクロスアンダーは、トレンドの逆転点やエントリー・エグジットのタイミングを示唆するものとして広く利用されています。
ただし、シグナルが確認されても、他のテクニカル指標や市場の状況と組み合わせて判断することが重要です。
クロスオーバーとクロスアンダーは過去のデータに基づいており、現在の市場状況に合わせて検証する必要があります。
【ダイバージェンス】
MACD(Moving Average Convergence Divergence)のダイバージェンスは、価格とMACDの動きが逆方向に向かう現象を指します。
これは通常、相場の弱さや転換の可能性を示す重要なテクニカルシグナルと見なされます。
以下に、MACDのダイバージェンスについて詳しく説明します。
強気のダイバージェンス
- 強気のダイバージェンスは、価格が新しい低い点を作りながら、MACDが前回の低い点よりも高い点を作る状況です。
これは価格が下落しているがその勢いが弱まっており、売り圧力が減少していることを示唆します。
市場が下降トレンドから転換する可能性があります。
弱気のダイバージェンス
- 弱気のダイバージェンスは、価格が新しい高い点を作りながら、MACDが前回の高い点よりも低い点を作る状況です。
これは価格が上昇しているがその勢いが弱まっており、買い圧力が減少していることを示唆します。
市場が上昇トレンドから転換する可能性があります。
ダイバージェンスの利用法
- ダイバージェンスはトレンド反転のサインとして捉えられます。
ただし、ダイバージェンスだけでなく他のテクニカル指標や価格パターンと組み合わせて利用することが重要です。 - ダイバージェンスが発生した場合、それがトレンド転換の確証ではなく、慎重な検討が必要です。
他の要因との一致や確認が必要です。
クラシカルダイバージェンスと隠れたダイバージェンス
- クラシカルダイバージェンス(Classical Divergence): 価格が新しい高値または安値を作りながら、MACDが逆方向に新しい高値または安値を作る場合。通常はトレンドの反転の可能性が高まります。
- 隠れたダイバージェンス(Hidden Divergence): 価格が新しい高値または安値を作りながら、MACDがそれに合わせて新しい高値または安値を作らない場合。通常は現在のトレンドが継続する可能性が高まります。
期間の調整
- 一般的な設定では12日間、26日間、および9日間のEMAが使用されますが、トレーダーはこれらの期間を調整して異なる時間枠に合わせることがあります。
MACDのダイバージェンスは価格と指標の動きの不一致を示す重要なシグナルであり、トレーダーは慎重に検討しながら利用する必要があります。
【トレンドの確認】
MACD(Moving Average Convergence Divergence)を使用してトレンドの確認を行うには、主にMACDラインとシグナルラインの相対的な位置、およびMACDヒストグラムの動きを観察します。
以下に、MACDを用いたトレンドの確認について詳しく説明します。
MACDラインとシグナルラインの相対的な位置
- 強気のトレンド: MACDラインがシグナルラインを上回り、MACDヒストグラムがプラスの領域にある場合、強気のトレンドが確認されます。
- 弱気のトレンド: MACDラインがシグナルラインを下回り、MACDヒストグラムがマイナスの領域にある場合、弱気のトレンドが確認されます。
MACDヒストグラムの動き
- 強気のトレンド: MACDヒストグラムがプラスの領域にあるうちに広がり、バーの高さが増加している場合、強気のトレンドが強まっていることを示します。
- 弱気のトレンド: MACDヒストグラムがマイナスの領域にあるうちに広がり、バーの低さが増加している場合、弱気のトレンドが強まっていることを示します。
ゼロラインの位置
- 強気のトレンド: MACDラインがゼロラインを上回り、シグナルラインも上向いている場合、強気のトレンドが継続している可能性があります。
- 弱気のトレンド: MACDラインがゼロラインを下回り、シグナルラインも下向いている場合、弱気のトレンドが継続している可能性があります。
MACDの期間の調整
- トレーダーはMACDの期間(一般的には12日間、26日間、および9日間のEMAが使用されます)を調整して、短期的な変動や長期的なトレンドに対応することがあります。
異なる期間のMACDを組み合わせて使用することで、異なる時間枠でのトレンドの確認が可能です。
MACDはトレンドの確認において強力なツールであり、相場が上昇トレンド、下降トレンド、または横ばいのいずれかであるかを把握するのに役立ちます。
確認バイアスとして他の指標と組み合わせて使用することが推奨されます。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?
今回はみなさんがよく知っているMACDについての詳しい解説でした。
FX初心者の人はなんとなく使うのではなく、成り立ちからしっかりと理解した上で使用する方がかなり役に立ちます。
しっかりと覚えてトレードに使ってみて下さいね。
最初の方でもお話させていただいた通りうちのタケルFXスクールは投資助言代理業を保持してFXスクールの運営を現在10年運営させていただいております。
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長くなりましたがこの記事を通して少しでも多くの方の人生をそして、生活をより豊かになる方向へと導けたら幸いです。
そして何よりFXというものを通してたくさんの幸せを一緒に共有できる方が増えますことを祈っております。
▼野口からのご挨拶▼
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執筆者:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸
監修:日本FX教育機構代表理事 投資判断者 野口健幸